2011年08月06日
中国・台湾の銘茶とチャイニーズディナーのコラボレーション(2)

2011年08月05日『中国・台湾の銘茶とチャイニーズディナーのコラボレーション(1)』の続き。
宴もたけなわ。
次々に出てくるお料理とお茶に、会場のみなさんも歓声をあげています。
まだまだこれからですよ。

清焼彩菜魚 白身魚のオーブン焼き薬膳風味 彩り野菜添え。
お魚はマクブ(シロクラベラ)。
赤マチ(ハマダイ)・アカジン(スジアラ)と並ぶ沖縄の三大高級魚だそうです。
オーブンでふっくら焼いて、卵白と干し貝柱のソースと豆鼓(トーチー)のソースで。
マクブはあっさりと上品な白身魚なので豆鼓がよく合いますね。
この豆鼓(トーチー)のソースは、真似できるものなら真似したいほど美味しかった!

青茶:安渓鉄観音(あんけいてっかんのん)特級 2011年春。
生産地:中国福建省安渓県。
茶葉は肉厚で濃い緑色。乳花香といわれる甘い後味が特徴。20世紀はじめから外国の品評会に優勝し評価が高まる。台湾茶のルーツといわれている。

これぞ烏龍茶中の烏龍茶とも呼ぶべき伝統の逸品。
やや発酵度は高いかと思いますが、水色の濃さからはイメージできないなんともミルキーな味わい。
それでいて華やかで、堂々たる王者の風格のお茶です。

西施蒸鮑魚 蒸しアワビのクリーム風味 美のコラーゲンエキス入り。
これだけでも来て良かった・・・と思わせる一皿。
ぎゅーっとうま味が凝縮されたアワビは、どんな料理にしても大変美味しい。
コクのあるまろやかなクリームで、アワビもいっそう引き立ちます。

紅茶:雲南紅茶てん紅(うんなんこうちゃてんこう)特級。
生産地:中国雲南省。
雲南大葉種を丁寧に一枚一枚手摘みし、時間をかけた手作業で仕上げた紅茶。
味は濃く後味が甘い。香りが芳醇で水色は鮮やかな紅色。

毎度のことながら赤嶺先生がお持ちくださるお茶には驚かされてばかりなのですが、このお茶にもまいった!
濃いのはオレンジ色の水色だけではなく、お味もこれぞ紅茶というほど存在を主張してきます。
そして特筆すべきがその後味。
なんと私には焦がしキャラメルのような甘さを感じたのです。
ミルクを入れているわけでもないのに、まるでミルクティーのようなコクのある甘さといったら。
かなり気に入った一品です。

銀杏蒸粽子 あぐー豚と木の実入りおこわ。
あぐーのせいでしょうか。おこわに美味しい脂とお出汁がじゅわっと染みてご飯がすすむすすむ。

汽鍋魚翅湯 フカヒレと薬膳上湯蒸しスープ。
なんと濁りの無い美しく透き通ったスープでしょう。
ぐらぐらと強い火で煮立たせることなく、じっくりとうま味を最大限に引き出した滋味あふれる上湯です。
体の芯からじわじわと染み渡ります。

美麗甜点心 チャイナビューティースイーツ。
みなさんお待ちかねのデザート。

アッサムのブリュレ。
インド紅茶のアッサムが入っており、中にはレイシ(英名ライチ)も。
アッサムはミルクティーに向いているので、クリームを使ったブリュレには最適ですね。
しかし、ここにレイシを使ったところが心憎い。なかなかこの組み合わせは思いつきません。
なかなかやってくれます。

マンゴープリン。
さすがは高級中国料理店。そんじょそこらのマンゴープリンとは一線を画しますね。
濃厚なマンゴーがお口の中でとろけます。

県産すもものシャーベット。
県産のすももの旬はもう過ぎているので、一番甘い最高の時期の物を選んでシロップ漬けにしていたのだとか。
きれいなルビー色のシャーベットは甘酸っぱくて美味。

紅茶:ダージリン紅茶 2010年オータムナル。
生産地:インド ダージリン地方。サングマ茶園。
ダージリン有数のオーガニック農園で採れたお茶。
刻まれていないリーフティーで、とても華やかでフルーティーな香りと風味を湛えた秋摘み(オータムナル)紅茶。

サングマ茶園の紅茶は、ここ最近私たち茶々会でもかなり評価の高い紅茶です。
ダージリンにはキャッスルトンやマーガレットホープなど歴史ある有名茶園が軒を並べますが、サングマはダージリンにしてはやや発酵度が高いせいか、伝統的なダージリン紅茶に比べると水色も濃く、味も濃厚です。
ともすると野趣あふれるかと思いきや、フルーティーな華やかさと心地よい渋みのバランスが非常によく取れたお茶だと思います。
キャッスルトンがキング、マーガレットホープがクイーンと形容するならば、サングマは紛れもなく力強い騎士(ナイト)ではないでしょうか。


素晴らしき銘茶と中国料理の数々に、参加された方々も本当に満面の笑みでした。
人間、美味しいものをいただいている最中って本当に幸せですよね。
数ヶ月も前から企画を練り、品質の良いお茶を確保し、料理を試行錯誤して決め、広く内外に告知をし、この日を迎えるにあたって綿密な準備があったでしょう。
赤嶺先生はじめ、野原料理長、新垣支配人、ならびにスタッフの皆様に感謝です。
またこのような企画があればぜひ

前の記事→2011年08月05日『中国・台湾の銘茶とチャイニーズディナーのコラボレーション(1)』
参考記事→2011年05月04日『特別中国茶会 唐時代の宮廷茶道再現 【レポート編】』

中国料理 桃翠
http://www.anacpokinawa.com/restaurant/tosui/
Posted by りえぴゃん at 05:11
│赤嶺先生主催イベント