2009年12月04日
島やさい食堂 てぃーあんだ

私のお紅茶の先生でもあり、琉球紅茶の沖縄ティーファクトリー代表でもある内田智子先生から
読谷でも琉球紅茶を扱っていただいているお店があるのよ
と、お聞きしたのは今年の夏にあったハーバービューホテルでの紅茶セミナーの席。
そのお店に行くたびに定休日にあたっていて、ツイていなかった私ですが、先般やっと機会に恵まれて島やさい食堂 てぃーあんだにお邪魔してきました。
ちょっと道がわかりづらく、とても細い道を入っていきますが、途中に所々掲げている看板のおかげですんなり到着。
パンケーキで有名なヤッケブースのすぐ近くなので、島やさい食堂 てぃーあんだの看板を見たことのある方はきっと多いでしょう。

▲赤瓦の古民家を想像していましたが、実際はブロック塀に囲まれたコンクリート作りの家屋でした。
ちょっと意外


▲庭先には縁側があって、そこでもお食事ができます。

▲風情がありますね。
私はずっとコンクリート家屋で庭の無い都会で育ってきたので、こういう風景はあこがれます。
ここでお茶を飲みたい♪

▲屋内から庭を経て向こうに見えるのは、都屋漁港。
お店で使う新鮮なお魚はここから仕入れるのかしら。

だって紫外線が気になるんですもの。
でも障子はなく、桟のみ・・・。
定食はすべて足つきのお膳で供されます。

▲くぇ~ぶ~定食。
沖縄県産豚肉をじっくり仕込んでラフテーにした定食で、以下一品ずつご紹介。

▲県産豚のやわらかラフテー(豚三枚肉の角煮)。

▲手前はクーブイリチー(昆布の炒め煮)、奥は自家製ジーマーミー豆腐。
ジーマーミー豆腐は、伊江島産のジーマーミー(ピーナッツ)を使用。

▲旬野菜の和え物。
この日はじゃがいもを千切りにして炒めたもの。
沖縄風に言うと、じゃがいもしりしり?
味付けが変わっていて、にんにくをふんだんに使ってパンチのある一品に仕上がっていました。
琉球料理にはほとんどにんにくを使わないので、これはかなり目先の違うものですね。

▲読谷産モズクの酢の物。
海ぶどうのおまけ入り。

▲旬野菜の煮付け。
この日は冬瓜を使っていました。

▲島やさいの自家製漬物。
ゴーヤーの甘酸っぱいピクルスでした。

▲玄米ごはんと汁椀。
玄米ごはんは、金武町産の玄米を土鍋でじっくり炊き上げているんですって。
味わい深くて滋味あふれるお味です。

▲いまいゆ定食。
いまいゆ(鮮魚)をからりと天ぷらにした定食です。

▲あかばなー定食。
紅芋や旬の野菜を天ぷらにした定食です。

▲本日のデザート。
金時豆とよもぎのくず餅(?)。

▲食後のドリンクには琉球紅茶のダージリンをオーダー。
こちらはお店で使うすべての器に、読谷焼きのやちむんを使用しています。
中央の大きなカップは大嶺實清先生のもの。
ちょっと変わっているのは、紅茶にレモンではなくライムが付いてきたこと。
ライムは割高だしレモンのほうが一般的ですが、ホットティーにライムをお店でサーブされたのは私には初めての経験でした。
ただ、ダージリンは他の紅茶と比べて発酵度が低く、緑茶に近い風味があるので私はライムは使いませんでした。
琉球料理の後なので、ミルクもお砂糖も入れずそのままストレートで。
うん、美味しい。本当に琉球紅茶ってコストパフォーマンスに優れた紅茶だと思います。
琉球紅茶はダージリンの他に、アールグレー、アッサムを取り扱っています。

私は沖縄育ちですが、今まで食べた琉球料理とはちょっと違うような気がしました。
ごく普通のお味付けに慣れている方は、少々物足りないと思われるかもしれませんね。
また品目数は多いけれど、どれも小鉢に軽めの量しか入っていないので、普通の女性でも軽くたいらげてしまうでしょう。
私としては小鉢の数を減らしてもいいので、もう少しラフテーをいただきたかったな。
控えめな味付けなので満腹感にはもう少し・・・かもしれません。

お店の情報はこちらでご確認ください。
http://thi-anda.com/
Posted by りえぴゃん at 00:02
│01.琉球紅茶を飲める