2009年01月16日
ティーセットを揃える…(2)【ティーカップを買おう】
さて前回
2008年01月15日『ティーセットを揃える…(1)』
で、老舗メーカーのお品をぜひ!とおすすめしたわけですが、そこに行き着くためにはいくつか押さえておきたいポイントがあります。
気に入ったデザインのカップを見つけたとしても、いきなりのセット購入は待って!
賢く揃えるためにはまず1客から。
そこから徐々にアイテムを足していきましょう。また足さずに済むアイテムもあります。
1.ティーカップ
まずは気に入ったデザインのカップ&ソーサーを1客だけ買ってみましょう。
わざわざカップ&ソーサーと書いたのは、本来カップもソーサーも別々に買うことができるから。
残念ながら日本ではカップとソーサーが完全にセットとして売られており、ばら売りをしているお店はほとんどありません。
メーカー直営店なら個別にお買い求めいただける所もあります。
買ってみる…と言っても老舗メーカーはブランド品なので、1客のお値段もなかなかのもの。
そんな場合は、ブランド食器でサーブしてくれるお店でお茶を飲んでみるのも良いでしょう。
例えば県内では有名なところで、沖縄市にあるミッドビレッジ。
こちらはミントンのハドンホールとスプリングバレーという食器を使っています。
また、同じく沖縄市にあるミシュミシュや
本部のブリティッシュ ワイン&ティーショップ。
こちらはウェッジウッドのワイルドストロベリーで。
那覇市のナハテラス1Fラウンジ マロードでは、リチャード・ジノリのオリエントエキスプレス。
その他素敵なブランド洋食器を多数揃えている喫茶店もあるので、ご利用なさってはいかがでしょうか。
また見るだけなら県内のデパートなどでも。
さて、実はカップといってもいくつかシェイプがあって、ティー用、コーヒー用、兼用などがあります。
以下シェイプの違いをウェッジウッドのワイルドストロベリーを参考に。

左:ティー用。ピオニー(Peony)というシェイプで口径が大きいのが特徴。
ピオニーとは英語で牡丹の花の意味。紅茶の香りを立たせるために口径が大きくなっており、一説には輪切りのレモンが入るように日本の老舗ノリタケが初めて作った形なのだとか。
中:コーヒー用。キャン(Can)というシェイプで上から下まで同じ口径。
おそらく形が缶に似ていることからキャン(Can)になったと思われます。
右:兼用。リー(Leigh)というシェイプで、一見コーヒー用にも見えるけどウェッジウッドではティーにもコーヒーにも使える兼用としています。
私はコーヒーは家ではほとんど飲まないので、当然お客様に美味しくお出しすることはできません。
よってカップはほとんどピオニーで揃えています。
(自分の出来ないものは出来ないと腹をくくり、余計なことは考えないようにしています)
まずは実物を自分で手にとってみることが大切。
物やメーカーによって厚みが違うため口当たりが悪かったり、取っ手の持ち具合がしっくりこなかったり。
例えば私が買った中では、ノリタケのロイヤルオーチャードのカップがいまひとつでした。
どうもほんの少しだけ厚みが厚かったようで、口に当たった時に気に障るものがあったのです。
たったコンマ数ミリの違いでも、大きな差となって表面化するものですね。
それからお色ですが、まれにカップの内側にもお色が施されている場合があります。
例えばエインズレイ社のオーチャードゴールドシリーズなどがそれ。
参考URL http://www.sohbi-company.jp/shopbrand/010/004/X
紅茶の水色(すいしょく)がちゃんとわかるように白地が良く、模様があるのもなるべく避けたいところです。
また、プレートやティーポットまで揃えようというのですから、あらかじめそこまでのラインナップがそのシリーズにあるのかどうかを調べておくことも必要です。
順序としては、
1.カップ&ソーサー
2.直径18~20センチのデザート皿
3.直径24~27センチのサンドイッチ皿かディナー皿
4.ティーポット
5.ミルクピッチャー&シュガーポット
6.etc...
最低限3番までがラインナップされているシリーズであればOKです。
4番以降が必ずしも必要でないアイテムである理由はまた後ほど。
さてお気に入りのカップは見つかりましたか?
ここではまずカップ&ソーサーを1客買うところまでです。
気に入ったとしてもすぐに人数分のカップを揃えるのはまだちょっと先の話。
次はデザートプレートを1枚買うお話になります。
次の記事→2008年01月21日『ティーセットを揃える…(3)【デザートプレートを買おう】』
前の記事→2008年01月15日『ティーセットを揃える…(1)【老舗メーカーで揃えよう】』
2008年01月15日『ティーセットを揃える…(1)』
で、老舗メーカーのお品をぜひ!とおすすめしたわけですが、そこに行き着くためにはいくつか押さえておきたいポイントがあります。
気に入ったデザインのカップを見つけたとしても、いきなりのセット購入は待って!
賢く揃えるためにはまず1客から。
そこから徐々にアイテムを足していきましょう。また足さずに済むアイテムもあります。
1.ティーカップ
まずは気に入ったデザインのカップ&ソーサーを1客だけ買ってみましょう。
わざわざカップ&ソーサーと書いたのは、本来カップもソーサーも別々に買うことができるから。
残念ながら日本ではカップとソーサーが完全にセットとして売られており、ばら売りをしているお店はほとんどありません。
メーカー直営店なら個別にお買い求めいただける所もあります。
買ってみる…と言っても老舗メーカーはブランド品なので、1客のお値段もなかなかのもの。
そんな場合は、ブランド食器でサーブしてくれるお店でお茶を飲んでみるのも良いでしょう。
例えば県内では有名なところで、沖縄市にあるミッドビレッジ。
こちらはミントンのハドンホールとスプリングバレーという食器を使っています。
また、同じく沖縄市にあるミシュミシュや
本部のブリティッシュ ワイン&ティーショップ。
こちらはウェッジウッドのワイルドストロベリーで。
那覇市のナハテラス1Fラウンジ マロードでは、リチャード・ジノリのオリエントエキスプレス。
その他素敵なブランド洋食器を多数揃えている喫茶店もあるので、ご利用なさってはいかがでしょうか。
また見るだけなら県内のデパートなどでも。
さて、実はカップといってもいくつかシェイプがあって、ティー用、コーヒー用、兼用などがあります。
以下シェイプの違いをウェッジウッドのワイルドストロベリーを参考に。

左:ティー用。ピオニー(Peony)というシェイプで口径が大きいのが特徴。
ピオニーとは英語で牡丹の花の意味。紅茶の香りを立たせるために口径が大きくなっており、一説には輪切りのレモンが入るように日本の老舗ノリタケが初めて作った形なのだとか。
中:コーヒー用。キャン(Can)というシェイプで上から下まで同じ口径。
おそらく形が缶に似ていることからキャン(Can)になったと思われます。
右:兼用。リー(Leigh)というシェイプで、一見コーヒー用にも見えるけどウェッジウッドではティーにもコーヒーにも使える兼用としています。
私はコーヒーは家ではほとんど飲まないので、当然お客様に美味しくお出しすることはできません。
よってカップはほとんどピオニーで揃えています。
(自分の出来ないものは出来ないと腹をくくり、余計なことは考えないようにしています)
まずは実物を自分で手にとってみることが大切。
物やメーカーによって厚みが違うため口当たりが悪かったり、取っ手の持ち具合がしっくりこなかったり。
例えば私が買った中では、ノリタケのロイヤルオーチャードのカップがいまひとつでした。
どうもほんの少しだけ厚みが厚かったようで、口に当たった時に気に障るものがあったのです。
たったコンマ数ミリの違いでも、大きな差となって表面化するものですね。
それからお色ですが、まれにカップの内側にもお色が施されている場合があります。
例えばエインズレイ社のオーチャードゴールドシリーズなどがそれ。
参考URL http://www.sohbi-company.jp/shopbrand/010/004/X
紅茶の水色(すいしょく)がちゃんとわかるように白地が良く、模様があるのもなるべく避けたいところです。
また、プレートやティーポットまで揃えようというのですから、あらかじめそこまでのラインナップがそのシリーズにあるのかどうかを調べておくことも必要です。
順序としては、
1.カップ&ソーサー
2.直径18~20センチのデザート皿
3.直径24~27センチのサンドイッチ皿かディナー皿
4.ティーポット
5.ミルクピッチャー&シュガーポット
6.etc...
最低限3番までがラインナップされているシリーズであればOKです。
4番以降が必ずしも必要でないアイテムである理由はまた後ほど。
さてお気に入りのカップは見つかりましたか?
ここではまずカップ&ソーサーを1客買うところまでです。
気に入ったとしてもすぐに人数分のカップを揃えるのはまだちょっと先の話。
次はデザートプレートを1枚買うお話になります。
次の記事→2008年01月21日『ティーセットを揃える…(3)【デザートプレートを買おう】』
前の記事→2008年01月15日『ティーセットを揃える…(1)【老舗メーカーで揃えよう】』
Posted by りえぴゃん at 21:47
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