2008年10月31日
金武町JAPANブランドシンポジウム【勝手にレポート編】
2008年10月30日、午後1時半より金武町公民館において金武町JAPANブランドシンポジウムと称し、金武町で取り組む琉球紅茶についてのシンポジウムが行われ、盛会のうちに幕を閉じました。
タイムスカルチャースクールでお紅茶教室を受講している私と、同じく受講中のお友達さんちゃんの2人は、試飲コーナーでお客様にお紅茶を勧める係としてお手伝いしてきました。
お手伝いの身ではありますが、合間をぬって写真を撮りつつレポートしてきましたので、シンポジウムの様子をご覧下さいませ。
意外に立派だった金武町公民館(失礼
)。
この中の大ホールでシンポジウム、ロビーで金武産100%の紅茶の試飲、沖縄の紅茶の歴史や紅茶の製造工程のパネル展示、紅茶染めの商品展示などが行われました。
入場前や途中の休憩時間では紅茶を試飲していただきます。
試飲でお出ししたものは、メインである金武産100%の紅茶と、シークワーサーティー。
こちらはシークワーサーティー。
琉球紅茶のラインナップのひとつであるサンセットティーで紅茶を淹れ、シークワーサーの絞り汁とお砂糖を入れています。
お手伝いとはいえスタッフとしてお客様におすすめする立場ではありましたが、これが本当に美味しくて!
「全然シークワーサーに負けてないね!ちゃんと紅茶の味がするサー」とお客様におっしゃっていただき、ニンマリ。
・沖縄の位置、金武の赤土と水がいかに紅茶に適しているか。
・沖縄でも過去に1度だけ紅茶を栽培していた時期があったこと。
・マーケティングにおける琉球紅茶の位置づけ(国内産高級紅茶というポジション)。
・紅茶の製造過程。
などなどのパネル展示。
紅茶染めのTシャツとティーコゼー(ポットカバー)。
飲料用の製品として市場に出せないものは、紅茶染めとして衣料品や畳、壁などの建築材に利用し、収穫できた紅茶を余すことなく活用することによって多方面への異種事業に貢献します。
今回はチラシにあった紅茶を使った琉球畳が都合により展示できませんでした。残念。
ずらりと並んだ金武産100%紅茶の試飲カップ。
私は今回初めて試飲しましたが、なんというポテンシャルを秘めた紅茶であることか!
中国のキーマンという紅茶を彷彿させるこの豊穣たる香り。雨後の草原を思わせる力強い香りにまず圧倒されます。
一口飲んで「うっ」と唸りました。美味しい・・・。なんとしみじみ体に染み渡ることか・・・。
これほど個性豊かで自己主張のする紅茶が、沖縄で、金武で出来ている! どこにも負けやしない・・・いえ、これは堂々と世界へ羽ばたいていけるのでは!
よくぞここまで素晴らしいものが出来たものだと、ふるふると体の震えさえ起こりそうなそんな衝撃的な紅茶でした。
イギリス菓子スコーンも試食に。
こちらは本ブログやメインサイトでもご紹介させていただいた金武観音寺前にある長楽さんのもの。
琉球紅茶シリーズのアールグレイの茶葉を練りこんで焼かれており、思わずもう一口と手が出てしまう美味しさでした。
マーケティングコンサルタント三宅曜子先生による基調講演。
良いものを作る、ということと、売れるということは必ずしも一致しない。
柔軟な感性とマーケットイン発想で、売れる仕掛けづくりがポイントという、売るためのプロである方です。
海外市場も視野に入れるJAPANブランド。今後はプロによる市場へのアプローチが不可欠になってきます。
平成16年(2004年)にJAPANブランドに認定された京都府和束町(わずかちょう)商工会の特別なティータイムを京都宇治和束茶で提案するを例としてあげ、琉球紅茶の戦略策定からブランド展開までのモデルをお話してくださいました。
お客さんの入りがちょっと心配だったけど、ほぼ満席となった会場。
琉球紅茶に対しての感心の高さもあるのでしょうが、シニアの方からミドルエイジ、20代の若い方々まで、紅茶というものはこんなにも多岐にわたる世代に渡って好まれる嗜好品なのだなあと改めて実感しました。
基調講演とパネルディスカッションの間の休憩時間。
紅茶の茶葉を使って燻したあぐーのベーコンを焼く、焼き鳥スワンの大谷さんとお弟子さん。
この日はさすがに白鳥の格好はしていらっしゃらなかったけれども、まさかの焼き名人登場。
先生の命令には逆らえませんとのこと(笑)。
しかしこのあぐーのベーコンが最高~~に美味しかった!
味付けはほんの少しお塩を振っただけなのに、なんでこんなに美味しいんでしょう。
そして脂身の甘いこと甘いこと。普段は脂身はのけちゃう私ですが、あまりの美味しさにちょっと食べ過ぎた・・・・。
紅茶煮のうずらのゆで卵。皮をむいたゆで卵を薄めに淹れた紅茶で煮たものです。
軽く紅茶の香りがし、美味しそうな色に染まりました。
私はうずらの卵が大好きで大好きで。中華丼や八宝菜になぜ必ず1個しか入っていないのか、悲しくて涙が出るほど大好きです。
ベーコン、たまご、ベーコン、たまご・・・と自分の立場を忘れるほどに食べてしまいました。
第2部。金武町発 琉球紅茶で産業連携をテーマにパネルディスカッションです。
コーディネーターに地元で活躍する地域ブランドアドバイザー・伊敷豊氏、パネリストに第1部にもご登場いただいたマーケティングコンサルタント・三宅曜子氏、経済産業省中小企業経営支援課長・岸本吉生氏、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究所・根角厚司氏、金武町役場産業振興課主幹・与儀実栄氏、朝日新聞社石巻支局長・高成田亨氏、そして沖縄ティーファクトリー代表取締役・内田智子氏の計7名の各方面のプロの方々が1時間以上に渡りディスカッションを繰り広げました。
会場を後にしたのは日が大きく西に傾いた夕暮れ時。
この夕陽の色と金武産紅茶の色が重なり、感慨深いものがありました。
初めて飲んだ金武産紅茶の高いポテンシャルに唸り、これは十分日本を代表する紅茶としてやっていけるクオリティだと実感。
その反面・・・
やっと琉球紅茶は土俵に立たせてもらった。JAPANブランドという日本を背負ったこの商品は、これからが正念場なのだ。
これまで大事に育て上げた技術・知識・人材の積み重ねが大きな市場で試される・・・。
サイは振られた!
一エンドユーザーでしかない私ですが、金武で再びあの美しい夕焼けをまた見たいなと、めずらしくもロマンチックに、そして同時に身の引き締まる思いがした一日でありました。
金武産100%の琉球紅茶は来年度の発売予定です。どうぞお楽しみに!
沖縄ティーファクトリー
http://www.okitea.com/
JAPANブランド
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/japan_brand/
タイムスカルチャースクールでお紅茶教室を受講している私と、同じく受講中のお友達さんちゃんの2人は、試飲コーナーでお客様にお紅茶を勧める係としてお手伝いしてきました。
お手伝いの身ではありますが、合間をぬって写真を撮りつつレポートしてきましたので、シンポジウムの様子をご覧下さいませ。


この中の大ホールでシンポジウム、ロビーで金武産100%の紅茶の試飲、沖縄の紅茶の歴史や紅茶の製造工程のパネル展示、紅茶染めの商品展示などが行われました。

試飲でお出ししたものは、メインである金武産100%の紅茶と、シークワーサーティー。

琉球紅茶のラインナップのひとつであるサンセットティーで紅茶を淹れ、シークワーサーの絞り汁とお砂糖を入れています。
お手伝いとはいえスタッフとしてお客様におすすめする立場ではありましたが、これが本当に美味しくて!
「全然シークワーサーに負けてないね!ちゃんと紅茶の味がするサー」とお客様におっしゃっていただき、ニンマリ。

・沖縄でも過去に1度だけ紅茶を栽培していた時期があったこと。
・マーケティングにおける琉球紅茶の位置づけ(国内産高級紅茶というポジション)。
・紅茶の製造過程。
などなどのパネル展示。

飲料用の製品として市場に出せないものは、紅茶染めとして衣料品や畳、壁などの建築材に利用し、収穫できた紅茶を余すことなく活用することによって多方面への異種事業に貢献します。
今回はチラシにあった紅茶を使った琉球畳が都合により展示できませんでした。残念。

私は今回初めて試飲しましたが、なんというポテンシャルを秘めた紅茶であることか!
中国のキーマンという紅茶を彷彿させるこの豊穣たる香り。雨後の草原を思わせる力強い香りにまず圧倒されます。

これほど個性豊かで自己主張のする紅茶が、沖縄で、金武で出来ている! どこにも負けやしない・・・いえ、これは堂々と世界へ羽ばたいていけるのでは!
よくぞここまで素晴らしいものが出来たものだと、ふるふると体の震えさえ起こりそうなそんな衝撃的な紅茶でした。

こちらは本ブログやメインサイトでもご紹介させていただいた金武観音寺前にある長楽さんのもの。
琉球紅茶シリーズのアールグレイの茶葉を練りこんで焼かれており、思わずもう一口と手が出てしまう美味しさでした。

良いものを作る、ということと、売れるということは必ずしも一致しない。
柔軟な感性とマーケットイン発想で、売れる仕掛けづくりがポイントという、売るためのプロである方です。
海外市場も視野に入れるJAPANブランド。今後はプロによる市場へのアプローチが不可欠になってきます。
平成16年(2004年)にJAPANブランドに認定された京都府和束町(わずかちょう)商工会の特別なティータイムを京都宇治和束茶で提案するを例としてあげ、琉球紅茶の戦略策定からブランド展開までのモデルをお話してくださいました。

琉球紅茶に対しての感心の高さもあるのでしょうが、シニアの方からミドルエイジ、20代の若い方々まで、紅茶というものはこんなにも多岐にわたる世代に渡って好まれる嗜好品なのだなあと改めて実感しました。

紅茶の茶葉を使って燻したあぐーのベーコンを焼く、焼き鳥スワンの大谷さんとお弟子さん。
この日はさすがに白鳥の格好はしていらっしゃらなかったけれども、まさかの焼き名人登場。
先生の命令には逆らえませんとのこと(笑)。
しかしこのあぐーのベーコンが最高~~に美味しかった!
味付けはほんの少しお塩を振っただけなのに、なんでこんなに美味しいんでしょう。
そして脂身の甘いこと甘いこと。普段は脂身はのけちゃう私ですが、あまりの美味しさにちょっと食べ過ぎた・・・・。

軽く紅茶の香りがし、美味しそうな色に染まりました。
私はうずらの卵が大好きで大好きで。中華丼や八宝菜になぜ必ず1個しか入っていないのか、悲しくて涙が出るほど大好きです。
ベーコン、たまご、ベーコン、たまご・・・と自分の立場を忘れるほどに食べてしまいました。

コーディネーターに地元で活躍する地域ブランドアドバイザー・伊敷豊氏、パネリストに第1部にもご登場いただいたマーケティングコンサルタント・三宅曜子氏、経済産業省中小企業経営支援課長・岸本吉生氏、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究所・根角厚司氏、金武町役場産業振興課主幹・与儀実栄氏、朝日新聞社石巻支局長・高成田亨氏、そして沖縄ティーファクトリー代表取締役・内田智子氏の計7名の各方面のプロの方々が1時間以上に渡りディスカッションを繰り広げました。

この夕陽の色と金武産紅茶の色が重なり、感慨深いものがありました。
初めて飲んだ金武産紅茶の高いポテンシャルに唸り、これは十分日本を代表する紅茶としてやっていけるクオリティだと実感。
その反面・・・
やっと琉球紅茶は土俵に立たせてもらった。JAPANブランドという日本を背負ったこの商品は、これからが正念場なのだ。
これまで大事に育て上げた技術・知識・人材の積み重ねが大きな市場で試される・・・。
サイは振られた!
一エンドユーザーでしかない私ですが、金武で再びあの美しい夕焼けをまた見たいなと、めずらしくもロマンチックに、そして同時に身の引き締まる思いがした一日でありました。
金武産100%の琉球紅茶は来年度の発売予定です。どうぞお楽しみに!

http://www.okitea.com/

http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/japan_brand/
Posted by りえぴゃん at 22:10
│琉球紅茶イベント・ニュース