2009年08月27日
Cuisine & Sante 皿の上の自然(3)


恩納村にあるので那覇から足繁く行けないけれど、最低でも月に1度は訪れたいお店です。
同じプライスで美味しいお店は他にもたくさんあると思いますが、シェフとの距離が近いのが私が気に入っているところ。
オープンキッチンで作業をしているシェフと楽しくおしゃべりしながら、美味しいお料理に舌鼓を打つ。
そんなこじんまりとした家庭的な雰囲気がいいんですよね。

▲ダイニングスペースも厨房もこじんまり。お食事しながらシェフとの会話もはずみます。
どうしてもお料理以外に付加価値を求めてしまう私。
単に美味しいだけじゃ満足できないのです。
やっぱり人と人とのふれあいですもの。シェフのお人柄というものにすっごく惹かれちゃうのです。
那須シェフ最高♪
さて今回は、2009/07/16に訪れた時にいただいた1周年記念 7月期間限定 Chef’sスペシャルランチをご紹介します。

▲夏らしく鮮やかなスカイブルーのテーブルランナー。
ナプキンホルダーにはシェフが描いたメニューのイラストが。
このカードを見ながら次のお料理をイメージするのも楽しいのです。

スターターはシェフが演出する舞台劇のイントロともいうべき大事な部分。
ここで力量がわかると言っても過言ではありません。
ワイングラスに入った鮮やかなお色がとてもきれい。

▲ジュレの中身は、パッションフルーツ、パプリカ、マンゴー、きゅうり、ライチなど。
お野菜だけではなくフルーツも入っているのですね。
パッションフルーツの酸味がなんとも食欲を刺激してくれます。
これはすっごく美味しかったので家で真似してみたのですが、似て非なる物になってしまいました・・・。
パッションフルーツってそのまま食べても美味しいけれど、ドレッシングやマリネ、ソース、お菓子などに使えて本当に用途が広い。
フルーティな酸味がクセになりそうです。

▲前菜盛り合わせ。
上から時計回りに
・マグロとタコのカルパッチョ
・赤キャベツのコンフィ
・ナスのマリネ
・にんじん(?)のマリネ
・コールラビー(カブキャベツとも呼ばれ、蕪のようなキャベツの芯のような)のマリネ
・モーウィ(赤毛瓜と書き、きゅうりの仲間。沖縄の夏野菜)のマリネ
・パプリカのマリネ
・自家製トマトソースのラタトゥイユ
マグロとカルパッチョのソースが美味しかった!
ビネグレット系のソースじゃなくて、マヨネーズのようなもので合えていたのですが、このソースが絶品でした。

▲ピカソの好んだスープという名のビシソワーズ。この日は冬瓜を使って。
これがまた美味で!
スターターからデザートまでを通し、私が一番気に入った一品です。
夏になると冬瓜を使ったビシソワーズを出すお店がよくあるけれど、これはダントツの美味しさ。
このレベルに仕上げるまでにバランスに気を使ったとシェフがおっしゃっていたけれど、すっごく頷けます。
私が今まで食べたビシソワーズの中でぶっちぎりで美味しかったのです。
冬瓜の煮物が大好きな私も感動。

▲島豚の豆乳煮込み。
豆乳は苦手な私ですが、ミルクや生クリームを使ったようにコクのあるソースでした。
しかもお肉もすごく柔らかくてお口の中でとろけます。
家で煮込むとなかなかとろけるような食感にはならないのですけど、このへんはやっぱり素材とシェフの技術なのでしょうね。
豚肉の他にはニョッキと、お豆(そら豆、レンズ豆、割りエンドウ豆など)の入ったリゾットを添えて。

▲デザート3種。
カシス風味のドラゴンフルーツシャーベット。
マンゴーのパンケーキ。
パッションフルーツのカラメルムース。
沖縄の3大トロピカルフルーツですね!
デザートも美味しくて、大満足のランチでした。
日本では美味しいものがあふれる季節は秋というイメージがあるけれど、こと沖縄に限っては絶対夏なんじゃないかしら。
沖縄の夏のお野菜・フルーツはただでさえ美味しいのに、シェフの手でさらに美味なる物に変身。
夏はまだもうちょっと続きます。那須シェフの美味しい夏野菜メニューをいかがですか?

お店の情報はこちらでご確認ください。
http://www.obn-sara.com/
Posted by りえぴゃん at 00:01
│05.カフェ・レストラン