2014年03月13日
菜園館


私のお茶のお師匠である赤嶺文弥乃先生にご一緒して、糸満市にある中華料理菜園館さんでお食事をしてきました。

▲こちら菜園館のオーナーシェフは、読谷村にある日航アリビラホテル内にある金紗沙の元調理長だった方だそうです。
どうりで、一品目から繊細で美しいアミューズ。
こちらは一般的な円卓料理ではなく、ヌーベルシノワともいうべき新しいスタイルの中華料理です。

▲一品目のアミューズ。
一皿の上になんと11種類。どんなものか失念してしまったので、カメリアシネンシスさんのブログから抜粋

一番上から時計まわりに
01.パパイヤ味噌漬け中華風
02.白菜の浅漬け風タルタル風味
03.きのこのネギ塩和え
04.菜の花の胡麻和え えびのバジルソース
05.蒸し鶏の山椒ソース
06.つぶ貝のマスタードソース和え
07.能登むすめ大根の紹興酒付けと能登のかぶ
08.紅芯大根の貝柱
09.緑大根と白大根のわさび漬け
10.春菊のナムル風
11.クラゲの黒胡椒マリネ(中央)
一品目はまず目から楽しませてくれます。
料理も演出が大事ですよね。

▲コラーゲン入り茶碗蒸し。
ほうれん草のソースと能登の白ニンジン・黄ニンジン・紫ニンジンと燕の巣入り。
茶碗蒸しの食感というより、ふわふわのムースのような舌触り。
優しいけれど、すべての野菜の美味しさを最大限に引き出した計算し尽くされた美味しさでした。

▲飲茶4種。
海老餃子(金時ニンジン、白・黄色ビーツ入り)
金時ニンジンと白と黄色のビーツのオイスターソースがけ
海老と韮の春巻きオーロラソース
紅大根とビーツの大根もち
金時ニンジンと白と黄色のビーツの甘いこと甘いこと!
もともと金時ニンジンは甘いものではありますが、それにしても本当にこれがお野菜かと思えるほどの衝撃的な甘さでした。
野菜の甘さってしみじみ体に染みわたりますね。

▲有機野菜と海鮮の雪塩あっさり炒め。
黒大根、紫ニンジン、プチウェーベル(芽キャベツの一種)、イカ、海老、フカヒレ。
雪塩を使って素材の持つ力だけで味わう一品。
おかわりをしたいくらい美味でした。

▲豚肉の味くらべと有機サラダ。
豚肩ロース紹興酒煮込み(赤小松菜、能登中島菜のニンニク炒め添え)
パイナップルポークの中華ソース(宮古島の有機サラダ自家製ドレッシング添え)
お肉の赤身はうまみたっぷり、脂身は甘く、そしてシェフの渾身のソース。

▲ヘルシーチャーハン。
お肉を使っていない炒飯です。
でも物足りなさはな全然感じず、コクがあるのにしつこくない絶品炒飯でした。

▲デザート4種
カスタードココナッツ団子
ココナッツクリームと能登の紫芋のタピオカソース
杏仁豆腐のマンゴーソース(有機アロエ入り)
台湾の烏龍茶・四季春茶ゼリー

▲おまけ?の蒸しパン
デザートを4種も頂きましたが、最後は蒸しパンまで。

菜園館さんはお名前のとおり、素材の良いめずらしいお野菜を使われています。
特に、石川県の能登野菜にこだわっており、県内では他に取り扱っているお店はほとんど無いでしょう。
また、無農薬の有機野菜であることはもちろんのこと、とにかくお野菜が甘い!
どうしてこんなに甘いお野菜を生産できるのか。
それもそのはず。なんと能登の野菜は世界農業遺産に登録されているそうです。
今は沖縄県のお野菜も全国で知られるようになってきましたが、逆に私たちもよそのお野菜を試してみたいですよね。
菜園館さんでは店内で能登野菜の販売も行っています。
残念ながらこの日は入荷日では無かったので、能登野菜はありませんでしたが。
能登野菜 http://www.noto-yasai.jp/
シェフの 類まれなる技術と卓越したセンスが光る中華料理店です。
どうぞ皆様もご賞味あれ。


Posted by りえぴゃん at 22:00
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