2011年09月01日『
日中協沖縄県支部主催 中国茶講演会(1)』の続き。
黒茶:プーアル茶(熟茶)。3~4年物。
生産地:中国雲南省。
1枚目の画像はお金の形に固めたプーアル茶。
これを専用の小刃で削ります。
プーアル茶(熟茶)とは酸化発酵を止めた緑茶を、さらにカビによって後発酵させたお茶。
人工的に後発酵させて短期間で生茶のような風味を出します。
黒茶:プーアル茶(生茶)。30年物。
生産地:中国雲南省。
人工で後発酵させた熟茶とは違い、経年によって自然発酵させたお茶。
このようないわゆるビンテージ物は簡単に流通はしていませんが、一口飲むとプーアル茶のイメージを根底から覆されるほどの美味しさを感じるでしょう。
紅茶:アールグレイ。
生産地:インド ダージリン地方。
中国の祁門(キーマンorキームン)紅茶にベルガモットで香り付けをするのが一般的なアールグレイですが、こちらはインドのダージリン紅茶に着香したもの。
天然の上質なベルガモットオイルが優しく鼻腔をくすぐります。
紅茶:ダージリン。
生産地:インド ダージリン地方。サングマ茶園。
ダージリン有数のオーガニック農園で採れたお茶。
女性らしい華やかなダージリンのイメージとは違い、こちらはとてもどっしとした男性的な味わいがします。
私を含むお茶友の間でもかなり人気の紅茶です。
最後に紅茶を淹れたところで、桃翠さんからデザートが
ふだんデザートと言えば洋菓子をいただく機会が多い中、中国料理店でのお茶菓子はとても嬉しいものです。
アイギョクゼリー。
ローゼルで色付けした赤がとても綺麗。
アイギョクはあまり食べる機会はないのですが、プルルンとした口ざわりが心地よい美味しさ。
パンダもち。
見て可愛い食べて美味しい、紅芋あんと蓮の実で作った可愛いお餅。
マンゴープリン&杏仁豆腐&桃のソース。
すごい!最高!美味しすぎる!コメントこれ以上必要無し!
美味しい料理にデザートに、たっぷり中国料理を楽しんだ後、できれば最後の締めに質の良いお茶があれば・・・。
そんなことを思ったのは一度や二度ではありません。
お茶専門店に通ったことはなくても中国料理なら誰しも何度もあるはず。
そこで台湾工夫式でお茶が振舞われたら、きっとお料理だけではなくお茶にもお客様の関心がフォーカスされるのではないでしょうか。
ここで受講された方々が、いつの日かそれぞれの中国料理店でお茶をサーブされる日を願ってやみません。
赤嶺先生、日中協のみなさま、参加された受講生のみなさま、ありがとうございました。
前の記事→2011年09月01日『
日中協沖縄県支部主催 中国茶講演会(1)』
参考記事→2011年08月05日『
中国・台湾の銘茶とチャイニーズディナーのコラボレーション(1)』
ご紹介したすべてのお茶は、お茶専門店
カメリア・シネンシスで取り扱っています。
(時季によっては売り切れの場合もありますのでご了承ください)
沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ
中国料理 桃翠
http://www.anacpokinawa.com/restaurant/tosui/