ご結婚祝いに茶器セット

りえぴゃん

2014年04月16日 14:00



大切なお茶友の一人であるTさんが、良縁に恵まれて京都にお嫁に行くことになりました。
独身だった彼女がいつの間にやら彼氏を作り、とんとん拍子に話が進み、とうとう沖縄を離れることに。
なんとか京都ではなく、彼氏のお仕事を沖縄で斡旋し、夫婦共々沖縄在住にできないものか・・・と、画策する我々カメリアフレンズ(笑)。
まあ、それは冗談ですが、お茶友らしく贈り物には台湾工夫式で淹れる茶器セットを、カメリア・シネンシスのよこよこさんに頼んでご用意いたしました。



▲茶壷(ちゃふう)
これは小さな急須といったところでしょうか。
一番幅のあるところでも直径6~7センチくらいです。
日本やヨーロッパの大きな急須(ポット)でたくさんの量を一度に淹れるのではなく、その都度少量ずつ淹れて飲みきるので、時間をおいて渋みが出ることがありません。
イギリス人の知り合いには「小さすぎて何度も淹れるのが面倒くさいぞ」と言われました



▲茶海(ちゃかい)
茶壷に淹れたお茶は、茶漉しを使ってこのガラスのポットに移します。
これで茶壷の中のお茶が濃くならずにすむのです。
このポットも200cc容量くらいの小さなものです。
茶壷3回分くらい入るかな。
茶の海で茶海なんて洒落てますね



▲茶托(ちゃたく)・茶杯(ちゃはい)・聞香杯(もんこうはい)
後にあるのは茶杯と聞香杯を置くためのもの。日本茶にもある茶托と同じ役割ですね。
右は聞香杯。茶海に移したお茶はまずこの聞香杯に注ぎます。
読んで字のごとく、香りを嗅ぐためだけの杯なのです。これで飲んじゃダメ。
左は茶杯。聞香杯の上に茶杯をさかさまに重ねて、二つ一緒にえいっと一回転。
そーっと聞香杯を取って、中を嗅ぎます。とても口径が小さいので中に香りが充満して、香りが嗅ぎやすいのです。
そして、聞香杯から移し替えられたお茶を茶杯で飲みます。
本当に日本酒のお猪口のように小さいですよ。
カメリア・シネンシスの窓際でお茶を飲んでいると、たまに外を通りかかるオジサンが
飲み屋か?
ってな表情で通り過ぎていくのが見ていて楽しいです。



▲お茶
いいお茶取り揃えました!
1.台湾 烏龍茶 大禹嶺(だいうりょう)
2.台湾 烏龍茶 杉林渓(さんりんしー)
3.中国 烏龍茶 十大岩茶のひとつ 悦明香(えつみょうこう)
4.インド 紅茶 ダージリン マーガレットホープ茶園 セカンドフラッシュ
5.中国 烏龍茶 鳳凰単欉(ほうおうたんそう)
6.台湾 烏龍茶 東方美人(とうほうびじん)

その他、台湾工夫式でお茶を淹れるには、茶盤(ちゃばん)が必要です。
茶盤は、茶壷の上から温度が下がらないようにお湯を注ぐために必要で、注いだお湯がすのこを通って下の箱状の容器に貯まるようになっています。
これが無い場合は、ご自宅ではお台所のシンクでなさると良いですね。
今は粗悪な茶盤が出回っていて、漏れちゃうこともあります。
残念ながら品質の良い物は入手が難しくなりつつある昨今です。

これを京都に持って行ってご夫婦でお茶ライフを楽しんでくださいね。
Kさん、本当におめでとう。

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