去る2009/11/15(日)と2009/11/16(月)の2日間、東南植物楽園で、
楽園流暮らしのセンスアップ~テーブルを囲むあれこれ~が開催されました。
初日の日曜日に行ってきましたので、その様子をご覧ください。
暮らしのセンスアップ専用のチケットブースで前売り券を見せて植物園に入場。
園内にある3つの池のひとつ、レインボーレイクに架かるとっくり並木大橋を超えると、大きなテント張りのパティオがイベント会場です。
すでに午前9時から開場とあって、私が到着した午前11時過ぎには大勢のお客様で大変な賑わいでした。
さっそくお目当てのブースに直行。私の大好きなお店
皿の上の自然です。
最近はあまりお店に行くチャンスが無いので、せめてこのイベントのために用意されたという商品を購入しようと真っ先に訪ねてみました。
今が旬の柚子を使った商品の数々。
沖縄料理にはまったく使うことのない柚子ですが、香りが高く鮮やかな黄色が美しいので、日本料理には皮をアクセントに使うことが多いですよね。
宮崎県椎葉村の原木椎茸を天日干ししたもの。
宮崎県産の無農薬柚子。
その柚子と赤唐辛子を使った柚子胡椒。
赤い唐辛子を使った柚子胡椒は初めて見ました。
我が家は柚子胡椒が欠かせないので、これは買わなきゃ!
柚子ドレッシング。
ブースでテイスティングさせてもらったのですが、とっても美味しい。
ドレッシングといってもオイルは入っていないので、ポン酢のように使うと使い勝手が広がりそうです。
もちろんこれも買い!
お店でしか食べられなかった島マンゴーカレーがお持ち帰り可能な瓶詰めになって登場です。
マンゴーの甘さとスパイシーなカレーの融合ってどんなお味なのかしら?興味津々で買い!
その他、粉末になったシェフ特製のベシャメルソースもありました。
牛乳でのばすだけで簡単に一流のソースがご家庭でも。
こちらは現在私が通っている中国茶教室の先生、
赤嶺文弥乃(あかみねあやの)先生のブース。
私の行きつけのお茶専門店
カメリア・シネンシスとのコラボで、リーズナブルなお値段でお茶を淹れ、その場でお客様にお飲みいただいていました。
朝からずっと引っ切り無しにお茶を飲みに来てくださるお客様でいっぱいの赤嶺先生のブース。
会場中で一番人気のブースのように見受けられました。
あまりの嬉しい忙しさに赤嶺先生はじめ、スタッフのお弟子さん達もてんてこ舞い。
急遽、私と友人もユニフォームを羽織り、お手伝いすることに。
お出ししたお茶は台湾の四季春茶と、赤嶺先生ブレンドのオリジナル花茶(八宝茶)。
どちらもとてもクオリティの高いお茶だけど、せっかく中国茶を飲んでいただく機会だからと、リーズナブルなお値段で提供。
このイベントでお茶を飲まれた方々、本当にラッキーだと思いますよ♪
忙しいながらも丁寧にお茶を淹れるカメリア・シネンシスのよこよこさん。
この画像で淹れているのは、台湾の四季春茶。
きれいなレモンイエローの水色、甘く芳醇な香り、渋みや苦味の少ない万人に受け入れられるバランスの取れた非常に美味しいお茶です。
花茶。
ご覧のとおり見た目に華やかで、一度は飲んでみたいなと思わせる目を引くお茶です。
お茶とは言っても茶葉は使われておらず、菊花、クコの実、なつめ、ドライマンゴー・・・etcなどなんと16種類もの素材が使われた、言わば薬膳茶のようなものでしょうか。
素敵な茶器の数々。
洋食器のティーセットもよいけれど、台湾工夫茶式の茶器はひとつひとつが小さくて、まるでおままごとのようでとっても楽しいものです。
いつかは揃えてみたい台湾工夫茶の茶器セット。
大木綾子先生のテーブルコーディネート。
秋を思わせる色使い。
ゴールドを使っても派手になりすぎないのは、赤い漆塗りの和食器を効果的に使っているせいかしら。
大人の秋を思わせるシックなコーディネートですね。
大木先生はまだお若いこともあるのだと思いますが、大胆な色使いや個性的な柄や形の食器使いがお上手な印象があります。
和テイストは拝見したことはないけれど、洋に和をさりげなく組み合わせてオリエンタルなイメージを創り上げるのは定評があるようです。
このイベントで数あるテーブルコーディネートの中で群を抜いて一番ハイセンスだった
永山美和子先生のテーブルコーディネート。
テーブルクロス代わりに使っているのはなんとゴザなのです。
クロスは決して布地だけではない!
発想の転換といいますか、センスの良さといいますか。
これは素直に真似してみたい!と思わせるコーディネートです。
筒型のガラスの器には3種類の豆を入れ、実りの秋を演出。
その下にある高台付きの器は、大嶺實清(おおみね じっせい)先生の作品です。
実は永山先生のコーディネートを目の当たりにしたのはこれが初めてだったのですが、友人が絶賛するとおり、本当にハイセンスでハイクオリティなものでした。
イベント限定のビューティデザートビュッフェ。
会場隣のレストラン内では、このイベントの入場料に含まれている香港点心の達人による魅惑の香港スイーツがありました。
11:00~15:00までの時間限定なのでとりあえず食べてみることに。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ナニコレ、マズイ。シヌホドマズイ。
sweetsなのにsweetじゃない。
食糧難の戦時中のお菓子でももっと甘いんじゃないか?と思うくらい、甘くない。
かろうじて食べれたものはジーマミー豆腐のようなやつと、ピンクのクリームのケーキだけ。
香港点心の達人って本当?
これはいくらなんでも客を馬鹿にしていると思うわ
これも評判の悪かったお会計システム。
ブースで品物を買ったら、お店発行の引換券を持ってテント中央にあるお会計カウンターへ。
そこで代金を支払うと引換券の半券をもらうので、それを持って再び商品を買ったブースに戻り、半券と引き換えに商品をもらいます。
お客様に何度も足を運ばせるこんなシステムは聞いたことがない。
品物を買うことによって狭いテント内でお客様の余計な動線が増えるので、さらに混雑が増します。
全テナントの売り上げをいったんイベント主催者側に集中させる目的なのでしょうが、お客様の利便性を著しく無視したシステムだと思います。
出展ブースはどこも素晴らしかったのに、主催者側が用意したお会計システムや、香港スイーツは本当にひどいものでした・・・。
せっかく県内の名だたる先生方やお店の集まったイベントなのでまた開催してほしいけれど、もっとお客様主体で考えてほしいな。
ちょっと辛口のコメントもありますが、お天気にも恵まれ、大変内容の濃いイベントだったのではないでしょうか。
野外の場合はお天気との賭けになるリスクが高いので、個人的には屋内型だともっと嬉しいです。
県内の名だたる先生方が大勢集まったこのようなイベントは主催者も限られると思うけれど、この手のタイプのイベントがもっと増えてくれるといいですね。
本当に楽しくて勉強になるイベントでした。
東南植物楽園
http://www.southeast-botanical.jp/
楽園流「暮らしのセンスアップ」~テーブルを囲むあれこれ~
http://www.sebg.co.jp/shop/bocca.html (リンク切れ)