ミス・ポターに見るウエッジウッド
美しい景色に美しい邸内。
貴族階級ではないものの、父親が弁護士をしているポター家は貴族とも交流のある上流階級です。邸内の装飾品もどれもこれも目を見張る物ばかり。
なかでもお茶好きの人ならばやっぱり目のつく物は茶器セットではないでしょうか。
アップになるシーンは無かったのですが、特に目を見張ったものは手の込んだ装飾が施され、磨きに磨きぬかれた銀のポット、クリーマー、シュガーポット。キラキラまぶしくて本当にため息が出そうでした。いつかはきっと銀のポット!と思わずにはいられません。
また別のシーンでは、
ウエッジウッドのフロレンティーンターコイズのカップがポター家にあったように思えます。そこで調べてみると、フロレンティーンターコイズは19世紀後半に世に出たそうで、時代考証的にはギリギリセーフかな?というところです。
このフロレンティーンターコイズのシリーズは、カップに興味のある方でしたら一度は目にしたことがあるパターンではないでしょうか。
ギリシャを彷彿させるパターンにターコイズブルーのエナメルが映え、オリエンタルでいてしかもゴージャス。これもまたいずれは揃えてみたいとの憧れのシリーズですが、如何せん我が家にまったく似合わないところが悲しいです・・・。
他にはノーマンの実家ウォーン家ではロイヤル・アルバートっぽいカップを使用していました。こちらは私はウエッジウッドほど造詣が深いわけではないのですが、白地に赤やピンクの花模様が描かれた女性らしい華やかなパターンです。花々が乱れ咲いているサンルームにぴったりの茶器だったのではないでしょうか。
英国上流階級が背景だけあって、思わず茶器にも目がいってしまう映画でした。
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