おきなわの紅茶の色＜ブログ編＞

屋台 バザールは、惜しまれつつ閉店しました。



去年はＪＥＴＴＡ（ジェッタ）にハマっていた私。
（残念ながらＪＥＴＴＡ（ジェッタ）は今年はちょいとオススメできず）
今年はＤＯＳＨＡ（ドーシャ）がトップ独走状態と思いきや、この時期にまさかのどんでん返し。

最近ものすごくハマってしまった那覇市国際通りにあるエスニック料理店屋台 バザール。
私はこのバザール、文句無く県内一美味しいエスニック料理店だと思っています。
主にタイ料理がメインですが、南城市玉城のＳ、南城市知念のＫ、那覇市久米のＰ、宜野湾市真志喜のＰ（閉店）、北谷町美浜のＪ、沖縄市中央の某（閉店？）など県内のタイ料理を食べてきましたが、バザールはダントツ！
暫定１位タイだった玉城のＳと久米のＰを軽～く追い越し、ぶっちぎりの堂々１位です。


すでに最低でも１０年はこの地に店を構えているというバザール。
なぜ地元の私が今まで知らなかったのか、本当に不思議です。
もっともここ１５年ほどは国際通りもすっかり観光客向けのお土産品店ばかりになり、めったにこの通りは歩きません。
が！隠れた名店はひっそりと息づいているものです。

場所は那覇市の国際通り沿いで、御菓子御殿 国際通りむつみ橋店の隣。
お店は地下にあるので通りには一応看板が出ているのですが、あまり目立ちません
でもこの画像で、そういえば見たことあるなと思い出す方もいらっしゃるかも。





地下へと続く日中でも薄暗い階段を奥へ奥へと下りていくと・・・。

出た。
来る者を拒みそうななんというディープな店構え。
あからさまに怪しい入り口です。
せっかく来たけれど、すぐさま回れ右できびすを返したくなりそうな雰囲気です。

入り口のドアは網戸。
引き戸なので横にスライドします。
しかもちょっとたてつけが悪いのですべりが悪い。
素敵。









▲中は決して汚くはないけれど、ビル自体がけっこう古いのでしょうか。裏寂れた感じのする店内です。
４人席が３つと２人席が１つあるけれど、満席になることはほぼ無いと思います。
オジサン一人で調理も接客もするので、正直お客さんは５～６人が限界じゃないかな。



▲お料理はタイ料理がメイン。他にベトナム料理やマレーシア料理。
数は少ないけれど韓国料理もあります。



▲席についてオジサンがお冷やを持ってくると同時に３品注文。
私達バザール愛好家が前菜代わりに絶対に外せないのが、ゴイ・クン（生春巻）、チャ・ゾー（ベトナム揚春巻）、ガイ・ヤーン（鶏炭火焼）。
画像はゴイ・クン（生春巻）。

う、美味い・・・！
この美味しさには本当に唸ります。
普通の生春巻きって素材をライスペーパーで巻いただけで、別添えのスイートチリソースを付けて食べるパターンがほとんど。
この生春巻きはひき肉、海老、春雨、野菜のほか、県産の季節の野菜がふんだんに使われています。
そして別添えのソースが無くてもすでにここで完成形となっているところがスゴイ。
まったく味気無しのよその生春巻きが二度と食べれないほど、バザールのそれは完成度が高いのです。
ナンプラーベースのタレも付いてきますが、タレ無しでもいけます。
まずこの１品目の生春巻きに驚きの声をあげることでしょう。



▲チャ・ゾー（ベトナム揚春巻）
これもすごく美味しい。
生春巻きとは中身の具材が違っていて、県産の紫芋も使われています。
このほっくりした甘みもいいのです。
揚春巻きは１つずつレタスの葉の中に入っていて、中央の甘酸っぱいタレにつけていただきます。
そしてこのタレがまた美味いんだ！
レタスの他にハーブもたくさん盛られてくるので、このタレをたっぷりつけて召し上がれ。



▲ガイ・ヤーン（鶏炭火焼）
大里村の地鶏を炭火でこんがり。
地鶏なので特有の歯ごたえがありますが、野趣あふれるお味がとても濃く、ブロイラーには無い力強さを味わえます。
噛めば噛むほどそれに答えてくれるお味は、なんといっても品質の良い地鶏ならでは。
タレが無くても十分に、いや十二分に満足のいく美味しさです。



▲パッタイ（焼きそば）
パッタイはタイでは薄味でサーブされることがあり、お客様の好みによって卓上の調味料で味付けをします。
私はこのスタイルだと前に大好きだった某店と同じ味付けを再現することができず、お店で完璧な味付けをして出してほしいなと思っていました。
バザールも基本的には調味料セットがついてきますが、このままでも十分、いえ十二分に美味しい。
むしろ自分で調味料を加えたがためにグレードを下げてしまったので、以来パッタイはオジサンオリジナルのままいただいています。
写真では見えないけれど有頭海老の殻が入っていて、ひょっとして海老のミソを使って炒めているのじゃないかなと仲間内で推測。

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屋台 バザール　閉店

バザール攻略法
１．一時期は不定期休だったのか、何度行ってもお店が閉まっていたことが多々あり、行きたくても行けなかった人も多かったようです。今ではそんなことは無いようですが、念のためお出かけ前にお電話で確認を。
２．オジサン一人で調理と接客を兼ねているので、あまり大勢だとかえって迷惑（？）かも。
３．ちょっとぶっきらぼうで職人気質のオジサンです。注文は大声ではっきりと。
４．お皿を出すときもぶっきらぼう。サービスに神経質な方には向きません。大人しい女性グループにはオススメできません